同性婚の合法化について

先日2月21日、台湾にて同性婚を合法とする法案が閣議決定されたとのニュースが報じられました。
この後、国会での審議に入り、そこで可決されれば晴れて5月24日に施行となるとのこと。

僕は昭和生まれの人間で、セクシャルマイノリティは社会に認められるものではなく、闇に隠れて生きるのが当然と思って生きてきた人間なので、ここ最近(?)の「多様性を認める社会を目指そう」とする動きの活発さには目を見張るばかりです。

そういえば、ついこの間日本でも「同性婚を認めないのは違法」だとして全国で一斉提訴したというニュースもありましたね。
これで原告側が勝つようなことがあれば、日本でも同性婚の合法化の道筋が見えてくるのかもしれません。

ちなみにうちは、僕もツレも元々同性同士の結婚等に関して、どちらかというと関心が薄く、こういった話題には少々疎かったりもするのですが、もし日本でも同性婚が合法化されたら、とりあえず籍くらいは入れておいた方が便利だね、くらいの話はしたりしています。

どのみち、もし日本で同性婚が合法化されるとしても、それはまだ先の話でしょうから、今からそれについてあれこれ考えるのも不毛なのかもしれませんが、ちょっと思うのが、結局結婚するということは、二人が「婚姻関係」であることを社会的に公にする行為ということになるわけですから、一般的に婚姻関係でないと享受することができない権利を享受できるようにしたいと考えているだけで、二人の関係性をオープンにしたいと考えているわけではない自分たちにとっては、同性婚の合法化=手放しで「めでたしめでたし」とはならないよな…ということ。

同性婚が合法となって、ツレと籍を入れて婚姻関係になったとしたら、会社はもちろん、その他行く先々で自分たちがゲイだということが知られてしまうため、それを考えると少し躊躇する気持ちも出てきたりはしますからね。

もちろん社会制度的にセクシャルマイノリティが認められてゆくことは良いことではあるけれど、それと同時に、人々の意識ももっとフラットになって、セクシャルマイノリティがマイノリティと認識されない世の中になってゆくと良いですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です